パーツを選ぶ

 電子部品を選ぶのは楽しい作業です。お皿を持って狭い店舗の中をグルグル・・・ では、なくインターネット時代のパーツ選びを独断と偏見で考えます。


ロジック1:秋月電子はどんなパーツを扱っているか?

http://akizukidenshi.com/
 秋月電子さん。私が小さい時からトランジスタ技術に広告を出し、 それは汚い、中学生時代の私の手書き部品表を解読して、部品を送ってくださった秋月電子。 細かな細かな商売を長く大きくなさっています。 エンジニアの卵である理系キッズを、政府に変わって、育ててくださっています。

 この秋月電子の影響力は計り知れません。 秋月電子が採用したパーツは、多くのアマチュアに行き渡ります。 結果、製作レポートが本からインターネットまであふれ、それを見たユーザーがまた購入します。 結果、部品は廃番になることなく生産され続けます。

 秋月電子のページで一番注目すべきところは、"A"〜"AAA"で表される、在庫パラメータです。 "AAA"は、絶対売り続けますという秋月電子の意気込みが感じられ、とても信頼できるアイコンです。 私が電子部品を何か買うときはまず秋月電子のHPを見ます。 例えば、オペアンプを買うとすれば、秋月電子で扱っているオペアンプを調べます。 特売モノがあれば、海外通販でも値段が勝てないモノが多いです。 ここで、まず「秋月で売っているもので何とかならないか?」を検討します。

ロジック2:Digikeyの検索を使いこなす

http://jp.digikey.com/
 不幸にして秋月で手に入らない(例えば、大部分のコンデンサ) または価格が気に入らない場合、次にDigikeyのホームページに移動します。 ここの検索機能は強烈です。

2009-09-02追記
最近の秋月、電解コンデンサなどの取り扱いが充実してきています。 価格も最安値なことが多く部品メーカーが気に入らないとか、 思ったスペックの商品がないという以外に、秋月以外から調達する必要が減っています。

例えば、トランジスタにしても、コレクタ電流、耐圧、形状、実装方法などを選択していけば、 各取り扱いメーカーの類似商品がズラリ。 しいて言えば、1個あたりの価格でソートする機能があれば完璧なのですが。
 ここで秋月の価格が安いかなどをチェックします。 多数の候補があって迷う場合、好みのメーカーでフィルタしてしまうか、 価格の安そうなモノ、在庫の多いモノを中心にメーカー品番をいくつか控え、 (うちではExcelにコピーアンドペースト)さらにデータシートをダウンロードします。 ダウンロードしたデータシートは後からも必要ですので、必ず保存するようにしましょう。

ロジック3:Mouserを抑えで使う

http://www.mouser.com/
 Mouserは、ページが英語なので拒否反応があるかもしれません。 でも、Digikeyで弱い部品もあるのです。(例えば低価格のキャラクタ液晶モジュール) 購入方法はDigikeyと大して変わりません。ここは押さえで価格調査します。 ただ、Digikeyとmouserの両方から調達になる場合、送料のことを考えて、 トータルで安くなるよう考えます。
 個人的なお気に入りは、MicroTips社という台湾液晶メーカーの 16205という16桁x2行の液晶モジュールです。mouserで8ドルちょっとです。 バックライト・液晶ともきれいで、手前側に2.54mmピッチでコネクタが出ているので、 小型化がとても楽チンです。

ロジック4:Hirosugiを忘れてはいけない

http://www.hirosugi.co.jp/
 広杉計器を忘れてはいけません。スペーサの他にも、基板端子やLEDスペーサ ターミナルなど、結構必要な部品を様々な材質・サイズで取り揃えておられます。 モノの到着は迅速です。大きなメーカーさんなのに、本当にショボい注文でも、 迅速に対応してくださいます。

ロジック5:常盤をさらに忘れてはいけない

http://www.k-tokiwa.co.jp/
 常盤商行もまた、細かな注文に応じてくれるすばらしいお店です。 2.54mmライトアングルのレセプタクルが、私のお気に入りです。 価格はちょっと高めだけど、ここでしか手に入らないモノもあります。

ロジック6:JSTなら見つかるかもしれない

http://www.jst-mfg.com/index_j.php
 私はここで、基板対ケーブルやSDカードスロットを買っています。 SDカードコネクタ、ライトプロテクト端子の配置がドキュメント記述なしだとか、 ちょっと問題もありましたが、ここもまた手に入りにくいパーツの宝庫です。

ロジック7:ネジを買う

http://www.ymzcorp.co.jp/
 ネジなんてホームセンターでもOKだと思ってましたが、 私が個人的に好んで使うM2のサラネジは、短いものは入手困難です。 で、ネジの山崎さんで購入しています。 ネジの図面もあるので、実装の研究をするときにも役立ちます。

ロジック8:専門メーカーから直売してもらう

http://www.u-rd.com/
電流センサー。 ユーアールディーさんは、メーカーさんとは思えない対応のよさです。 また同社のカタログは、参考回路満載の、本当に親切な「読み応えのある書籍」です。 競合部品があったとしても、 こんなユーザーサイドにたったカタログを作っておられる部品メーカーさんから買いたいですよね。

ロジック9:基板は・・・

http://www.mostec.jp/
海外にデータ送ったり、P板.comさんなんかが定番なんでしょうが、 うちは近くにある基板屋さんで作ってもらってます。 ケースでも、樹脂加工でも、面倒なことは、何でも頼んでしまいます・・・(おいおい)

ロジック?:使っているトコロ

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